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強迫性障害
- 強迫性障害とは、特定の考えやアイデアが、繰り返し頭に浮かんできて、いつもその事を考えたり、確認行為を繰り返すといった症状が出ます
- 汚いものが怖い、嫌な考えが繰り返し浮かぶ、きちんと物事がすすんだかわからない、などの考えが繰り返し浮かびます
- 1日に1時間を超えて、これらの考え、あるいは確認行為に時間を要する場合は治療を受けられることが推奨されます
強迫性障害とは
強迫性障害とは、自分自身も無意味な行為とわかっているのに頭の中でその状況が繰り返し頭に浮かんでしまう(強迫観念)ことで、自分の意思に反すると理解はしていても、その行動を繰り返さずにはいられなくなる(強迫行為)ことを言います。このような状態になると、強い不安やこだわりなどが日常生活にも影響を及ぼしている状態で、同症状は常に不安が根底に存在していることから、不安障害のひとつに数えられることもあります。
強迫観念と強迫行為とは
強迫観念とは、不合理で無意味な行為と頭の中では理解していても度々浮かんでくる考えのことです。強迫行為は、例えば外出時に玄関の鍵やガス栓などを閉め忘れてないかを確認するために家に何度も戻る、あるいは汚れや細菌汚染を恐れて手を繰り返し何度も洗い続けるといった行為、不吉な数字やジンクスを気にするなどの行為を言います。
これらの考えや行動が顕著になると日常生活に支障をきたすようになります。例えば、外出時の鍵閉めで何度も家に戻るようになって外出自体を避けるようになる。手が汚れるのが嫌で手を洗いすぎて手の皮が剥けて皮膚が障害を受けるなどです。
強迫の対象になる考え・行為は特定の領域が多い
強迫行為・観念については特定の領域に見られることが多いです。代表的には以下の4つの分野での症状が挙げられます。
①清潔に関する領域
②対称性や並び順に関する領域
③道徳に反する行為に関する考えや衝動
④他の人、もしくは自分に危害を加えるのではないかという考えや衝動
これらの領域に関連あるいは付随して、強迫観念や強迫行為に1日のうち1時間以上を費やしてしまう場合は強迫性障害の可能性があります。