うつ病

なぜうつ病になるの?

うつ病は、中枢神経において神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリン、ドーパミンといった、モノアミンと呼ばれる物質が不足したりうまく機能しなくなることで起きると考えられています。完全に解明されてはいませんが、多くは先天的要因や脳の機能的要因といったことが影響して発症すると言われ、大きなストレスなど外的要因が加わることで症状が悪化しやすいと言えます。

どれくらいの人がうつ病になるの?

厚生労働省のHPには、日本では一生涯というスパンで見たときに、100人に約6人の人がうつ病に罹患しているという記載があります。
2020年のアメリカにおける統計では、1年間に人口の8.4%、おおよそ2100万人の方が少なくとも1回のうつ病エピソードに罹患したとの報告があります。

考えが悲観的・否定的となりやすい

一旦調子を崩して気分が落ち込むと、ネガティブな発想に支配され「なんて自分はダメな人間なのだろう」と感じることがよくあります。次第に、周りの人から嫌われている・何をやってもうまく行かない・自分ばかりひどい扱いを受けている、などの考えへと進展します。この状態が続くと、そして普段であればなんでもないことだったとしても、よりつらく感じるなど、悪循環が起きる症状が深刻化しやすくなります。

このような状態が長期間続くと、症状の回復や自信を取り戻すことに時間がかかることが予想されます。お早めにご相談ください。